オランダがイタリアを8-3で下し、WBSC野球ヨーロッパ/アフリカ予選で2位となった。オランダチームは2020年はじめに開催されるオリンピック最終予選への出場権を手に入れた。 Orlando Yntemaが勝利投手。Kalian Sams、Ademar Rifaela、Sharlon Schoopが打線を牽引し、6安打を記録した。

「いいチームと対戦して大きな勝利を得ました。まだオリンピック出場へのチャンスも残されています。」とKalian Samsは試合後に語った。「今大会、イスラエルとの戦いが厳しかったですが、残されたチャンスをぜひ掴みたい」と加えた。

イタリアは3回表に先制点を入れた。先頭Mattia Reginatoはシングルヒット。二死、Gavin Cecchini がエラーで一塁へ到達し、Reginatoが生還した。

オランダは4回裏、Alessandro Maestriを相手に逆転。Dwayne Kempが暴投で一塁へ到達。 Roger Bernadina がライト線上に二塁打を放った。Hendrik Clementina が四球で満塁。Ademar Rifaelaはフライアウト。Kalian Samsがフィルダーズチョイスで一塁セーフし同点。その後 Sicnarf Loopstokは死球、 Yurendell Decaster とSharlon Schoopがシングルヒットで4対1に逆転した。

イタリアは6回に1点を返す。先発Orlando Yntemaを相手にChris Colabelloがシングルヒット、Alessandro Vaglioが2ラン本塁打をレフト深く叩き込んだ。

しかし、オランダが9回にリードを開いた。Rifaelaがタイムリー、 Samsは2点タイムリーを放つなど、計3安打で4点を加えた。

オランダはその後Tom Stuifbergen、Kevin Kelly、Diegomar Markwell 、 JC Sulbaranが3.2イニングの継投リレーでわずか2被安打に抑えて試合を終わらせた。

「本当に残念な結果でした。この数週間、多くのミスを犯してしまいました。何度もチャンスはあったのにそれを活かすことがまったくできませんでした。走者を生還させられず、守備ミスも目立ちました。ほかのチームは成長しているのに、わたしたちのチームは何かを失ってしまったようです。苦い気持ちですが、これが野球というものでしょう」と Alessandro Vaglioは語った。